| 著者 | 鈴木貞美 |
|---|---|
| 出版社 | NHK出版 |
| ジャンル | 文芸書 |
| ISBNコード | 9784140017609 |
| 登録日 | 2006/12/27 |
| リクエストNo. | 37294 |
筆者は大正時代の「生命」をめぐる問題を扱った諸思潮を「大正生命主義」と命名し、その分析を行っています。大正生命主義における「生命」とは、宗教・芸術はもちろん、物理現象をも包摂しうる、いっさいの分野を超越したスーパー・コンセプトであるといえます。大正生命主義は「生命」を万人・万物に共通する普遍原理とし、あらゆる概念をそれによって統一しようとし、生命すなわち生活に対する脅威を解決する実践を模索していきます。しかし論理性よりも感性や観念を優先する傾向があり、個々の差異を認めるよりは統一性志向から全体主義に陥りやすく、昭和の日本主義に回収されました。
クローン問題、代理出産問題等、生命をめぐる問題が深刻化し、前世や占いがメディアを賑わせる昨今の状況と照らし合わせつつじっくりと読みたい本です。
クローン問題、代理出産問題等、生命をめぐる問題が深刻化し、前世や占いがメディアを賑わせる昨今の状況と照らし合わせつつじっくりと読みたい本です。
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2006/12/27
2006/12/27