「男女同権」を叫んでいても、その本質は「男と女」の二つの性にあるのであって、男は女を幸せにしてやるという男優位の考え方が知らず知らずその底流にあるということなのだ。古い奴とお思いかも知れないが、僕はどんな時代になってもそれが本筋だと思うし、弱い男などひとかけらの魅力もないと思っている。その強さを「常識」というオブラートにつつんで生活をし、女に接するからこそ男としての魅力が感じられるものだと思う。女の子には悪いが、この本はあくまでも男性優位という思想を貫いた上で書かれたものである。男はあくまで強くあって欲しい。それが男の幸せであり女の幸せになる。（まえがきより）

クアフュール・デザイナー、真野博による男の生き方指南書。「男を磨く169の作戦」の続篇で、ロングセラーを記録した。カバー装幀は日暮修一、挿絵は伊藤明美。新書判256頁で1975年出版。定価は480円。

登録者の評価★★★★★★★☆☆☆

【目次】

まえがき

第１章　顔・歯に関する21の作戦

第２章　ヘア・スタイルに関する13の作戦

第３章　スーツ・下着に関する29の作戦

第４章　持ち物に関する11の作戦

第５章　タバコに関する9の作戦

第６章　遊びに関する20の作戦

第７章　男のセックスに関する7の作戦

第８章　酒に関する25の作戦

第９章　女に関する23の作戦

第10章　会話・マナーに関する21の作戦

コラム：スターおしゃれ情報（田山力哉）