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著者 | 竹田青嗣 |
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出版社 | 河出書房新社 |
ジャンル | エンタメ |
ISBNコード | 9784309710525 |
登録日 | 2006/10/22 |
リクエストNo. | 36028 |
リクエスト内容
稀代のシンガー・ソングライター井上陽水の歌詞を、単なる受け狙いではなく、哲学の対象として真摯に捉え、示唆的な論を与えた日本の大衆音楽史上特筆すべき一冊。気鋭の学者によって陽水の奥深い詩の世界が紐解かれる。学者の鋭い観察をも包み込んでしまう陽水の詩世界の豊潤さに改めて脱帽してしまう。陽水ファンはもとより、歌詞というものを真剣に考えてみたいと思っているミュージシャン志望の若者にも是非読んでもらいたい。ちなみにこの著書の冒頭部は大学入試センター試験の第一問(評論)として採用された。ポピュラー音楽界の人物に関する著作がセンター試験の第一問に採用されたことも当時話題となった。
投票コメント
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「歌詞」というものが、それだけでひとつの「詩」として読めなくなってしまったのはいつからだろう。詩があまりにも俗化し、最大公約数的な分野、すなわち恋愛を、最大公約数的な言葉、すなわち少しの刺激的(またはオシャレ)な言葉+ほとんどの一般人言葉で書く、そうすれば、売れる、ということの繰り返しが定着してしまっていることこそがその原因であり、昨今の音楽界の元気のなさの本質でもあるのではないか。そんな今こそ、この本は読まれるべきものである。陽水氏のファンのために書かれた本ではない、と陽水ファンの私は思う。 (2006/10/22)GOOD!1
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図書館で借りて面白かったので。 (2021/02/22)GOOD!0
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文芸風なのか? (2016/01/09)GOOD!0
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名著ですから! センター本試験の現代文の文章にも使われました! (2010/12/27)GOOD!0
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面白そうだから。 (2008/12/16)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/10/22
『陽水の快楽 -井上陽水論』(竹田青嗣)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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