推理作家、大坪砂男の全集。装幀は松本杲夫。箱つきで1972年出版。

＜巻立て＞

【第1巻】
密禎の顔　涅槃雪　立春大吉　花売娘　盲妹　ある夢見術師の話　幽霊はお人好し　賓客皆秀才　初恋　外套　白い文化住宅　閑雅な殺人　零人　雨男・雪女　黒子　蟋蟀の歌　虚影　逃避行　階段　細川あや夫人の手記　野武士出陣　桐の木　河童寺　暁に祈る　幻影城　髯の美について　霧隠才蔵　黄色い斑点　春情狸噺　茨の目

【第2巻】
男井戸女井戸　現代の死神　三ツ辻を振返るな　師父ブラウンの独り言　雪に消えた女　幻術自来也　赤痣の女　驢馬修業　硬骨に罪あり　私刑　夢路を辿る　三月十三日午前二時　大師誕生　花束　ロボット殺人事件　現場写真売ります　検事調書　天狗　胡蝶の行方　彩られたコップ　美しき証拠　街かどの貞操　寸計別田　ロボット嫌い　三つのイス　旧屋敷　憎まれ者　コント・コントン　銀狐　日曜日の朝　危険な夫婦　兀の文学　推理小説の原理　影の理論　?の表情　見ぬ恋に憧れて　夢中問答　街の裁判化学