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著者 | 由水常雄 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 実用書 |
ISBNコード | 9784582810905 |
登録日 | 2006/08/12 |
リクエストNo. | 34987 |
リクエスト内容
ガラスほど、ものを通して文化を考える楽しさを教えてくれるものはない。銀化したローマン・グラスを見るときに、また華やかなアール・ヌーヴォーの花瓶を見るときに、そのなかに封じ込められた人間の意志と、文化の奥深い影を読み取ることができれば、どんなにか楽しいことだろう。本書がその手がかりとなれば幸いである。
ガラス工芸研究で有名な著者によるガラス工芸総論。はじめて工芸品としてのガラスに触れる方にぜひ読んで欲しい一冊です。入門書としてだけでなく、ガラスはどのような歴史的位置付けがなされてきたかが良くわかる、優れた書籍です。原弘文、名鏡勝朗の両氏による古今のガラス工芸品の写真も素晴らしい。ガラス研究家、由水常雄氏のガラス工芸史シリーズ第1弾。平凡社カラー新書90として1978年出版。144頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
◇カラー版8頁:光が作る美の世界
■ガラスの世界
ガラス礼賛 鉛を溶かして白石を煮る 今のガラス、昔のガラス ガラスの表情
◇カラー版24頁:古代ガラス
■古代ガラス
ガラス起源の伝説 メソポタミア エジプト ローマン・グラス ササン・グラス イスラム・グラス ギリシアとインドの空白 東洋の古代ガラス
◇カラー版32頁:近代のガラス
■近代のガラス
ヴェネツィア ボヘミアン・グラス オーストリア・ドイツ・オランダ フランス・スペイン・イギリス アメリカ 乾隆ガラス
■現代のガラス
アール・ヌーヴォーのガラス アール・デコのガラス 第二次世界大戦後のガラス 戦後日本のガラス工芸
投票コメント
全1件
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由水氏のガラス研究書はぜひ全点復刊希望します。復刊の際は写真製版を向上させて欲しい。 (2006/08/12)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/08/12
『ガラス入門』(由水常雄)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎