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著者 | 宇野雪村 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582811247 |
登録日 | 2006/08/03 |
リクエストNo. | 34816 |
リクエスト内容
古来、中国では文人の書斎を文房と呼んだ。ここに備えられる調度品や書画の制作に用いる道具類が文房具である。そのうちでも主役となる筆・墨・硯・紙を文房四宝といった。今に伝わる文房具は、漢字の誕生以来三千年に及ぶ歳月、文人たちが選りすぐり、撰びぬいてきたものである。そこには、文房具に託した文人のこころが凝縮されている。
書家の宇野雪村氏が人と文房具の関係について考える。永青文庫や各地の博物館に所蔵された古代中国の文房具の名品を紹介した写真頁(撮影:脇坂進・市島敏男)も素晴らしい。平凡社カラー新書124として1980年出版。144頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★★☆☆
【目次】
◇カラー版32頁:筆墨硯紙
■文房古玩の色
■文人と文房清供の歴史
■文房四宝の歴史
■文房四宝入門
名硯の姿と形 古墨の味 筆管に尽くされた粋 はかない紙の宿命
◇カラー版32頁:文房諸具
印材 筆筒 水滴 硯屏 印泥 腕枕 墨床・墨盒 筆架・書鎮
■文房諸具の世界
石印材 筆架 筆筒・紙筒 水滴 文鎮・紙鎮 腕枕 怪石 墨盒 硯屏 墨台 印泥 青銅器 碑帖
■日本の文房品と鑑賞史
投票コメント
全1件
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書道や中国美術に関心のある方は必読です。復刊の際は写真製版を向上させて欲しい。 (2006/08/03)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/08/03
『文房四宝』(宇野雪村)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎