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著者 | 管野邦夫 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582810608 9784582830316 |
登録日 | 2006/07/31 |
リクエストNo. | 34770 |
リクエスト内容
去年の暮、墓参に行ったとき、ついでに山の畑まで登ったら、まだちょっと堅いがふきのとうが畑一面に出ていた。もう食べようと思えば食べられるが、一個も採らずに帰ってきた。私は早春の味を年内に味わいたくなかったからである。山菜は旬のものを、その季節の到来を喜び、野を懐かしみながら季節を味わうものなのである。
仙台市野草園の園長を務めた著者による山菜専科。季節ごとの山菜の種類と、料理法や楽しみ方を詳しく紹介している。写真は著者をはじめ、英伸三、木原浩、富成忠夫、昆田亨、堤勝雄氏が担当しており、緑豊かな自然の風景が愉しめる。また、挿絵も著者が描いており、独特の味わいがある。平凡社カラー新書60として1977年出版。143頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
◇カラー版8頁:ふる里・山菜
■山菜のさとし
ママコノシリヌグイのいわれ 季節を味わう随一のもの
◇カラー版24頁:山菜散歩30種
■春の七草
■食べ遊び
スイバ オオバコ ノビル 木の実・草の実
◇カラー版32頁:山菜勢ぞろい
■山菜散歩30種
食べるならムコナより-ヨメナ
時計の方が真似をした-ゼンマイ
摘まれるな、早く伸びよ-コゴミ
牛馬は食べない-ワラビ
薄紫のやさしい花-ツリガネニンジン
爽やかな初夏の味-アイコ(ミヤマイラクサ)
餅やだんごに-ヨモギ・オヤマボクチ
深山幽谷の香り-モミジガサ
鑑賞植物として育てたい-ツワブキ
秋に再び若返る-ミズナ
とろろ料理も処で変わる-ヤマノイモ
苦味が美味しい-トコロ
嫁婿泣かせ-キバナアキギリ
山で美味いはトトキと-オケラ
大型の強い植物-アシタバ
やはり野に置け-スミレ
癖がなく誰にも好かれる-タラノキ
郷愁の山菜-ウド
戦争中は救荒植物-ヤマユリ
利用度の高い山菜-フキ
お菓子の原料-アキタブキ
おひたし、あえものに珍重-アケビ
熊の好物-ネマガリタケ
明治天皇の大好物-ツクシ
酒の肴に良い-ツクバネ
庭に一本便利な-サンショウ
季節の香り、ホロホロ料理-ウコギ
最高級品カタクリ澱粉-カタクリ
秋田姉っ子の魅力-ヒデコ
かぶれぬ用心、呪文もある-ウルシ
■コラム:山菜おぼえがき
■山菜名索引
投票コメント
全1件
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図書館でも貸出禁止であるため、ぜひ復刊して欲しい。その際は写真製版を向上させて欲しい。 (2006/07/31)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/07/31
『山菜手帖』(管野邦夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎