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著者 | 利根川光人 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 実用書 |
登録日 | 2006/07/24 |
リクエストNo. | 34668 |
リクエスト内容
メキシコの現代美術を見に出かけた私は、始めに古代のマヤやアステカの怪奇の美に惹かれ、しだいに山深く住むインディオの民族の中に入っていった。ミロもシャガールも知らずに、インディオは驚くほど新鮮で豊かな民芸を生み出した。テクノロジー優先の現代文明の中で、まだまだ人間の手、目、頭脳が優先する世界を私はここに発見した。
自他ともに認めるメキシコ通として有名だった画家、利根山光人(とねやま こうじん 1921‐1994)氏のメキシコ紀行。写真は著者のほか、堀内秀夫、田村祥男、秋山忠右、佐藤晴雄、脇坂進氏が担当しており、原色の彩りも鮮やかな多くの民芸品を見ることができる。刊行から30年を経ても味読に堪える素晴らしい内容です。平凡社カラー新書45として1976年出版。143頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
◇カラー版8頁:土と色彩の世界
■無銘の芸術
メキシコの灯 神殿と十字架 無銘の芸術
◇カラー版24頁:メキシコの民芸品1
■死のイメージ-シティとメキシコ州の旅
さまよう骸骨 生命の樹
■精霊の夜-ミチョアカン州の旅
湖辺の村 アニメチャ・ケチタクア トナラの動物たち
■ウィチョル族の村-ナヤリト州の旅
霊薬ペヨテ オーホ・デ・ディオスの謎 パスクワル酋長 幻のコーラ族 タヤウの祭り
◇カラー版32頁:メキシコの民芸品2
■いばらを背負うキリスト-ゲレロ州の旅
オリナラ村の漆細工 タスコのセマナ・サンタ
■ウイピルの乙女-プエブラ州の旅
アマテ紙の村 ケツァルの踊り
■土の香り-オアハカ州の旅
テオドラのテラコッタ クルスとマチエテ 女の町フチタン
■インディオの土地-チャパス州の旅
貧しきインディオ サンバルトロメの夜
■コラム:メキシコの民芸
投票コメント
全1件
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30年前の書籍ですが、今でも十分通用する内容です。復刊の際は写真製版を向上させて欲しい。 (2006/07/24)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/07/24
『メキシコ民芸の旅』(利根川光人)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎