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著者 | 鈴木一郎 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582810912 |
登録日 | 2006/07/18 |
リクエストNo. | 34604 |
リクエスト内容
人類は、生老病死の苦しみ、自然の猛威や権力者の抑圧の恐怖に直面した時、おののきながら、それらの現象の背後に“何者かの意志”を感じてきた。そしてそれに対抗するために、さまざまな方法を考え出した。祈祷、踊り、人間や動物の生贄…。私は“魔の呪術”の極限ともいえる、ブラジルのマクンバ(呪殺)を中心に「魔と人間」を考えてみた。
民族学者の著者による、マクンバを中心とした世界の呪術についての研究書で、死生観についての論考でもある。オカルトブームの渦中に出版されたものであるが、現在でも一読の価値がある。写真は著者をはじめ、篠永哲、白石浩、田枝豪、森竹五郎の諸氏が担当。平凡社カラー新書91として1978年出版。144頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★☆☆☆
【目次】
◇カラー版8頁:魔のすがた
■魔の誕生
◇カラー版24頁:古代人と魔
■インダス文明のなかの魔と神
先史文明のなかの魔 インダス文明のなかの神
■古代エジプトの生と死
■マヤの血供犠の意味するもの
■精霊とともに生きる
◇カラー版32頁:ブラジルの黒人宗教マクンバ
■マクンバ(呪殺)の背景
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読後レビュー
NEWS
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2006/07/18
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双月 杳