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著者 | 井出孫六 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582810981 |
登録日 | 2006/07/15 |
リクエストNo. | 34577 |
リクエスト内容
明治17年秋、札所23番音楽寺の鐘を乱打して、秩父大宮郷に突入した困民軍は、つかのま、彼ら自身の権力を樹立し、高らかに「自由自治元年」を宣言した。この谷間の養蚕農民による武装蜂起はまた、明治政府の近代化に反対する峠の反乱でもあった。いまは廃道と化した峠道をたどり、そこに埋もれた足跡を掘り起こし、彼らの肉声に耳を傾けてみたい。
明治の近代化の過渡期に秩父で結党された困民党の歴史と、知られざるその実態に迫る。南良和氏による困民党のふるさとである自然と今も残る活動の名残を写し取ったカラー写真も素晴らしい。平凡社カラー新書98として1978年出版。144頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
◇カラー版16頁:困民党の風土
■困民党紀行への旅立ち
◇カラー版24頁:困民党の耕地
■音楽寺から十石峠へ
■三峰口・困民山荘にて
◇カラー版24頁:蜂起、そして敗走
■「明治17年秋」への旅
■終わりなき旅
■秩父困民党関係略史
■コラム:困民党列伝 コースガイド
投票コメント
全1件
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著者には同趣向の書籍が同社から「峠の廃道」として出されていましたが、こちらも絶版。本書には素晴らしい写真も多く収録されているので、ぜひ復刊して欲しい。写真製版は現状のままでも特に問題ありません。 (2006/07/15)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/07/15
『秩父困民党紀行』(井出孫六)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎