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著者 | S.E.ヒントン |
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出版社 | 集英社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784086105569 |
登録日 | 2006/07/13 |
リクエストNo. | 34555 |
リクエスト内容
フランシス・F・コッポラにより映画化された『ランブルフィッシュ』(rumble fish 1984年)の原作にして、若干16歳でデヴューしたスーザン・E・ヒントンによるヤングアダルト小説の傑作!前作『アウトサイダー』(こちらもコッポラにより映画化、実体験を元にした彼女の処女作1967年発表)とともに若者たちの焦燥感や、やり場の無い怒り、葛藤…がするどい感性と乾いた文体で描かれている。これまで”ドロップアウト”した若者がテーマの作品はサリンジャーの『ライ麦畑でつかまえて』が有名だったが、現代においては、むしろこの作品の主人公は”優等生”に見えてしまう。それに対してヒントンの『非行少年 ランブルフィッシュ』(1975年発表)は”不良少年”の心情を若い視点でうまく文章化しているのだ。
投票コメント
全4件
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『ランブルフィッシュ』は原作を読む前に映画を見た。不良グループ(暴走族/ギャング団)のリーダーとして伝説的な兄に憧れ、喧嘩に明け暮れる主人公ラスティー。久々に町に帰ってきた兄(モーターサイクルボーイ)は全てを悟りきった亡霊のような存在になっていた…変わってしまった兄の虚像を追いかける弟のひたむきな姿に、自分も思わず感情移入してしまった。兄弟の居ない人でも、ティーンエイジャーなら誰でも気に入る作品だと思うし、現在入手困難なため、もう一度読み返したいから。また現代の少年/少女達にも広く読み継がれるべき名作だと思うから。 (2006/07/13)GOOD!1
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この小説を元にした映画がとてもよかったので、原作を読んでみたいと思いました。 (2014/05/04)GOOD!0
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アウトサイダーとその次の本も読みたい (2009/01/15)GOOD!0
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コバルト文庫だったかな?持っていたんですけど・・・映画ももちろん見ました!!マット・ディロンが好きだったんで。【YA】って言ってましたよね。もう一度読みたいです。 (2008/05/07)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/07/13
『非行少年 ランブルフィッシュ』(S.E.ヒントン)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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