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著者 | 中村庸夫 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 実用書 |
ISBNコード | 9784582810707 |
登録日 | 2006/07/10 |
リクエストNo. | 34524 |
リクエスト内容
無尽蔵に吹く自然の風を動力に走る船。省資源時代といわれる現代にこれほどうってつけの乗り物はない。しかし帆船は徐々に消え去ろうとしている。かつて海の男たちの夢を乗せ、世界の海に君臨した帆船も今や練習船やレジャー用としてわずかに残るのみだ。もはやあの栄光の時代は戻ってこないのか。しからば、しばし帆船に名残を惜しもう。
海洋写真家の中村庸夫(つねお)氏による世界各国の帆船専科。海の男たちのロマンを乗せた帆船に機能を重視した現代の船舶には見られない魅力を探る。写真の美しさも申し分なく、資料的価値も高い。平凡社カラー新書70として1977年出版。144頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
◇カラー版8頁:海と風、そして船
■帆船、その未来
■大型帆船の歩み
大航海時代のあけぼの 開かれた世界の航路 ガリオン船の登場 海の帝王、サブリン・オン・ザ・シーズ 大英帝国の戦列艦 アメリカの捕鯨帆船 帆船の最高峰、クリッパー 木から鉄、鋼へ
■世界の保存帆船・その要目
◇カラー版16頁:保存された名帆船~夢・冒険・闘い
■現存する大型帆船
帆船教育のはじまり 帆船を捨てたイギリス ドイツの帆船教育 各国の練習帆船
■各国の大型帆船・その要目
◇カラー版40頁:ウィンドジャマー・パレード~生きている世界の帆船
■帆船の話あれこれ
投票コメント
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読後レビュー
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懐かしき時代の帆船
懐かしき時代、それは商船大学に在学中の事でした。帆船こそ人間と海を結び付ける最もすばらしい船であり云々、と柳原良平さんが帯に書かれていたのを今でも鮮明に覚えています。帆船教育の意義等々や各国の練習船の写真もあり、当時は日本丸・海王丸とよく比較したものです。もう30年以上前ですが、筆者が撮られた写真が卒業アルバムにも載っており、今でも本書を思い出します。 (2014/09/19)
NEWS
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2006/07/10
『世界の帆船』(中村庸夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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雪葉