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著者 | 佐和隆研 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582810011 9784582830217 |
登録日 | 2006/07/01 |
リクエストNo. | 34411 |
リクエスト内容
明治17年、一人のアメリカ人(フェノロサ)が夢殿に伝わる秘仏の扉を開いた。眼前に現われた観音を、彼は祈りの対象としてではなく美の対象として観た。このときから仏像は祈るものから観るものとなり、人々は古都を訪ねて仏像を鑑賞した。だが、仏像にはもう一つの美が秘められてはいないだろうか?祈りとともにこめられた深い信仰の美が…。
仏教美術研究家の佐和隆研(さわ たかあき)氏が美術としての仏像の魅力を語る。入江泰吉、牛尾喜道、脇坂進、富山治夫、田枝幹宏、小西晴美、永野太造、安倍道明、水中総一郎氏の9名の豪華な面々によるカラー写真も素晴らしく。仏教美術入門書として屈指の内容です。平凡社カラー新書1として1974年出版。144頁、価格は550円。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
◇カラー版8頁:美は祈りの中に
■現われた美・秘められた美-仏像が語りかけてくるものは何か
神秘の扉はついに開かれた 美術としての美と祈りの美 仏像がないとき人は何に祈ったか 仏の理想形・三十二相 理想の中に秘められた美
■如来は何を語るか-その1
悟りの形は無限にひろがる 釈迦如来-苦行と思索の生涯
◇カラー版16頁:如来は何を語るか
■如来は何を語るか-その2
弥勒如来-その時菩薩は如来となる 阿弥陀如来-極楽浄土への祈り 薬師如来-現世利益の仏 盧遮那仏-釈迦は無数に出現する 大日如来-仏教的論理の完成
◇カラー版16頁:菩薩は何を語るか
■菩薩は何を語るか
如来となるために 弥勒菩薩-瞑想の美 観世音菩薩-慈悲と力 文殊菩薩と普賢菩薩-理と知 虚空蔵菩薩と地蔵菩薩-天と地の恵み
◇カラー版8頁:明王は何を語るか
■明王は何を語るか
怒りに燃える異教の神 五大明王-仏敵を撃つ武神 孔雀明王と愛染明王-静思と激情
■天-守護神は何を語るか
仏法を守る武神たち 幸福をもたらす神々 女神-仏の世界の彩り
◇カラー版16頁:守護神は何を語るか
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読後レビュー
NEWS
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2006/07/01
『仏像 祈りの美』(佐和隆研)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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kurataid