“ナンテいいお天気だ。こんな日に病人なんか診ていてはオ天道様のバチが当たる”。本業なんかそっちのけ、鮎釣りに、鉄砲撃ちに多忙をきわめる我等がヤブ医者鯛山先生。那須高原の豊かな四季を背景に、茶畠巡査、素朴な村人たちと織りなす珍妙奇行の数々を、軽妙洒脱に描くユーモア小説。

オーナー評価★★★★★★★★☆☆

【目次】

＜正篇＞
婆ッぱ　かたき討ち　ウメ　女男女？　私に関係のない話　公民館　けものきず　鮎　私はすこし働きすぎている　キン　メデタイ日　ガス室　骨　ミモザの美人　テッポウ三冶郎　おチンチン　手術中　オ手柄　おかげさま　畏れおおくも　旗　オルガン　ナンバーワン　四月馬鹿　閣下　郭公　悪日　でれすけ　芋　自然薯　オ元日　鮎釣りに関する、特に変形鉤の功罪　暗い場所　別荘のヒト　ウチの情婦　コオロギ　診断書　留の野郎　悲しい日

＜続篇＞
雪晴れ　夫婦熊　仙三たち　ながい雨　犬　大捕物　カイロ　スイッチョ　クタバレ柿　栗とリス　二人の紳士　珍事　小屋の中　ベロ　ヘンな男　福助屋　鬼百合　堂　オモロイ患者　博士の名前　クリスマスイヴ　殿様　隣の女　相談役　豆腐　くま　えもの　ブタ　カラス　ウチの大将　医者コロシ　静かなる日々　女たち　産婆　奥湯本婦人防火団　雪の朝　鯛焼き　西風　ロッテル？　おハナさん