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著者 | 池波正太郎 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | エンタメ |
ISBNコード | 9784582810776 |
登録日 | 2006/06/21 |
リクエストNo. | 34314 |
リクエスト内容
私と映画のつきあいも、はや40年を超える。これなくして今日の、小説家としての私はなかった、ともいえる。殊に、ジャン・ギャバンをはじめとする名優たちが演じたフランス映画は、人生の奥深さを教えてくれた。また私は、映画を通して、世界のさまざまの土地を知った。今度、機会を得て、かねて知ったフランス各地を実際に訪ねてきた。
時代小説家、池波正太郎氏が、写真家吉田大朋氏とともに、去る1976年暮の名優ジャン・ギャバンの死を期に、氏ゆかりの地フランスを訪ね、池波氏の愛顧あくわたざる佳き映画を回想する。フランス各地のカラー写真や、往年の名画のスチールなどの図版も豊富。平凡社カラー新書77として1977年出版。143頁、定価は550円。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
◇カラー版8頁:古都リヨンから
■リヨンからパリへ
映画の発明者リュミエール兄弟 初めて観たフランス映画 外人部隊 パリ・コンセルヴァトワール
◇カラー版24頁:パリ、旧中央市場あたり ジャン・ギャバン回想の名場面・戦前篇 モンマルトルの丘をめぐって フォリー・ベルジェール
■フェデエ、デュヴィヴィエとギャバン
地の果てを行く 殺意の瞬間 居酒屋「ボン・ウブリエ・フランス」 シムノンの「メグレ警部」
■ジャン・ギャバンの出発
あらゆる役柄をこなした役者 モンマルトル フォリー・ベルジェール ムーラン・ルージュとブッフ・パリジャン 三度の結婚
◇カラー版8頁:マルセイユとニース
■パリからマルセイユへ
夜行列車で マルセイユの朝の太陽 「現金へ手を出すな」 南仏ニース 「ミモザ館」とフランソワーズ・ロゼエ 「天井桟敷の人々」 ハリウッドとディートリッヒ
■再びパリへ
糟糠の妻クリスチアーヌ セーヌとパリジャン「素晴しき放浪者」 「北ホテル」 「ジェニイの家」
◇カラー版24頁:サン・マルタン運河とセーヌ河 ジャン・ギャバン回想の名場面・戦後篇 ノルマンディ
■ジャン・ギャバンの晩年
ノルマンディへ ル・アーブル「商船テナシチー」「霧の波止場」 ドーヴィル「男と女」 ジャン・ギャバンと馬 古都ルーアン ジャン・ギャバンの最期
投票コメント
全1件
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池波氏の映画談義は絶品!復刊の際は写真製版を向上させて欲しい。 (2006/06/21)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/06/21
『回想のジャン・ギャバン フランス映画の旅』(池波正太郎)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎