薔薇幻視

薔薇幻視

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得票数 3
著者 中井英夫
出版社 平凡社
ジャンル 文芸書
ISBNコード 9784582810134
登録日 2006/06/21
リクエストNo. 34309
リクエスト内容
地上の薔薇はいかにも美しいが、世の薔薇作り薔薇愛好家がもっぱらその外側にだけ心を奪われて、内部の、もうひとつの薔薇の美を探ろうとしないのが私には不満であった。かつて桜の樹の下には屍体が埋まっていたように、薔薇の内部にはなおいっそう神秘な何物かが、ひそんでいはしないか。『薔薇幻視』は、いわば新しい旅への誘いである。

作家、中井英夫氏が、「虚用書」と呼んだ薔薇へのオマージュ。1973年に写真家の佐藤明氏とともにフランスへ渡欧取材。バラについての生物学・博物学的随想、小説と詩、そして美しい写真で構成された中井氏の代表作のひとつで、平凡社カラー新書13として出版された。時を同じくして書かれた著作「香りへの旅」との合本版として、写真を差し替えられ、東京創元社から文庫として刊行されているが、写真がかなり割愛され、原書に馴染んだ読者にはやや物足りない内容である。また、文庫としては価格もかなり高く、若年層にはいささか購入しにくい。リクエスト希望の新書判は現行版とかなり写真が異なっており、本書をお読みになったことがない若い読者にぜひお薦めしたい。1975年出版、143頁、定価は550円

登録者の評価★★★★★★★★★★

【目次】

◇カラー版8頁:薔薇の迷宮

■地下の薔薇園への招待
虚の薔薇・実の薔薇 薔薇の樹の下には

◇カラー版8頁:青の神秘について

■青の神秘について
青いバラの意味 黄色い朝顔と黒いダリヤ さようなら青の夢

■薔薇ならぬ薔薇の旅1
ふらんすへ旅立つということ 苔いろのセーヌの流れ バガテル園の審査風景 香りの杯

◇カラー版16頁:パリ、バガテル

■薔薇連祷・別れ・夜会・独楽(詩)

■薔薇ならぬ薔薇の旅2
薔薇の迷路にて 不在の薔薇 カンヌへの感傷旅行 南仏のひととき 帰るべき流刑の地

◇カラー版16頁:地中海へ

■薔薇を語る
バラ科の特徴 日本人とバラ

◇カラー版16頁:薔薇の罠(小説)

■あとがき:薔薇への侘びごと

投票コメント (全3件)

復刊希望

2008/02/18

13歳のときにお小遣いで買った本です。大変懐かしく思い出されます。

2007/04/09

中井英夫入門にうってつけの作品であり、価格ゆえに購入を逡巡している方にお薦めしたい。また、復刊の際には写真製版を向上させて欲しい。

2006/06/21

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ニュース

2006/06/21
『薔薇幻視』(中井英夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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