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著者 | 安東次男・上司海雲 |
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出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582810585 9784582830415 |
登録日 | 2006/06/10 |
リクエストNo. | 34203 |
リクエスト内容
京都から奈良坂を越すと、松林の樹海に浮かぶ大屋根が見える。すなわち大仏殿である。今は街中にあると見えるこの寺も、かつては平城京の外京のさらに外の山房であった。その小さな山房がなぜ大倭国国分金光明寺になり、さらに八宗兼学の大寺になったのか。毘廬舎那仏創建は、聖武・光明子と良弁が東大寺を舞台に演じた天平のドラマである。
写真家、土門拳の劇的なカメラ・アイと有名作家たちのテキストで贈る古寺巡歴シリーズ第1巻。
土門拳氏が1973年に上梓された写真集「東大寺」を底本にして、詩人の安東次男氏と東大寺の第206世別当を務めた上司海雲氏がテキストを担当し、東大寺の全貌を捉える。杉本健吉氏による絵地図入り。平凡社カラー新書58として1977年出版。141頁、価格は550円。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
■東大寺覚書 其の一(安東次男)‐京終の大寺
◇カラー版24頁:東大寺観想 其の一
■東大寺覚書 其の二(安東次男)-金光明四天王護国之寺
◇カラー版8頁:東大寺観想 其の二
■東大寺覚書 其の三(安東次男)-もう一つの東大寺
◇カラー版32頁:東大寺観想 其の三
■不思議な寺(上司海雲)
東の大寺 大仏造顕の動機 華厳経とビルシャナ仏 縁起の法 唯心偈 毘廬舎那仏とその仏国土 再び不思議な寺 お水取り 行法の名称 悔過と禊 大咒願 行法の精神
■コラム:東大寺拝観(知足院住職・守屋隆英)
投票コメント
全1件
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東大寺の解説書としては最も優れたものと思います。復刊の際は写真製版を向上させて欲しい。 (2006/06/10)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/06/10
『古寺巡歴(1)東大寺』(安東次男・上司海雲)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎