3 票
著者 | 阿川弘之 |
---|---|
出版社 | 平凡社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784582810141 |
登録日 | 2006/06/05 |
リクエストNo. | 34128 |
リクエスト内容
石炭を呑み灼熱の炎を燃やし、天に黒煙を噴き地に熱気をたたきつけた真っ黒の巨体。雪の原野を輝く海辺を、よろこびとかなしみを乗せてひたむきに走り続けた鉄の塊。日本の近代を牽引した赫々たる足跡をしるして、蒸気機関車はいま去っていく。北海道に、わずかに残った老いたる蒸機たちは、最後の任務につきながら、やすらぎの時を待つ。
作家、阿川弘之氏が、1975年、間もなく廃線となる北海道岩見沢第一機関区に取材。消えゆく蒸機への想いを綴った紀行文。広田尚敬、渡部雄吉、島内英佑氏によって1950年代から1970年代までに撮影された、今は無き蒸気機関車の勇姿を捉えた写真や、日本の蒸気機関車の型式データの型録も貴重。平凡社カラー新書14として1975年出版。144頁で価格は550円。
登録者の評価★★★★★★★★★★
【目次】
◇カラー版8頁:汽笛はるかに
■人はなぜ蒸機に魅せられるか
躍動する機能美 煙と火の神秘 そっと別れを
◇カラー版48頁:蒸機回想~在りし日の名車48撰(写真:広田尚敬)
■図譜・日本の蒸気機関車型録
◇カラー版8頁:国鉄北海道総局岩見沢第一機関区(写真:渡部雄吉)
■罐と罐焚き物語
燃える罐の火 少年のあこがれ 罐焚き気質 かぼちゃの蒸し焼き 出発進行 雪の別れ
■蒸気機関車保存地一覧
投票コメント
全3件
読後レビュー
NEWS
-
2006/06/05
『蒸気機関車』(阿川弘之)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
ちょっかん