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著者 | 瀬戸賢一 |
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出版社 | 新曜社 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784788503151 |
登録日 | 2006/06/01 |
リクエストNo. | 34098 |
リクエスト内容
隠喩や換喩や提喩などの文彩は、まさに私たちの認識を条件づけているといってよい。いわば、人間にとって可能な認識には越えられぬ境界があり、その向こうは、踏み込もうにも踏み込めない無人境の空白になっているということである。ウィトゲンシュタインをもじってこれを言い表せば、レトリックの限界が認識の限界であるといえる。私は、レトリックという拡大鏡を通して、人間の言語・認識・行動の一体的な結びつきを明らかにしていこうと思う。(巻頭文より抜粋)
オーナー評価★★★★★★★★☆☆
【目次】
■レトリックの精神
レトリックの現象 レトリックの根源性 レトリックの方法
■意味論への挑戦=対義結合のレトリック
なぜ対義結合なのか 対義結合の心理 反対物の一致
■諺と行動へ
対義結合の認識と行動 フォークロアの修辞 諺のレトリック ユーフォミズムの修辞 誇張と控えめのレトリック
■意味を求めて
関係としての意味 動機づけられた意味 否定への道
■否定のレトリック
「である」と「でない」 否定の修辞 沈黙のレトリック 宗教のレトリック
■反転する意味
イロニーの修辞 意味生成の場を求めて
投票コメント
全1件
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物書きにとっても大いに有用な書籍です。 (2006/06/01)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2006/06/01
『レトリックの知 意味のアルケオロジーを求めて』(瀬戸賢一)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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箱崎 津郎