過去60年間の探偵小説に見る、女性像の変遷。カバー画は鶴田一郎氏。1994年出版。

オーナー評価★★★★★★☆☆☆☆

【目次】

singleであることは恥ではないが、singleでいることが苦痛になることも－デボラ・クロンビー『警視の休暇』

「そうするしかないじゃないの」と自分を正当化していくことの怖さ－スコット・スミス『シンプル・プラン』

両親にさえわかってもらえなかった近親相姦の傷－ナンシー・ローゼンバーグ『情状酌量』

パソコン通信を駆使して報告書をまとめあげるロースクール女子学生－ジョン・グリシャム『ペリカン文書』

そのほか、以下の作品を含む120の作品が紹介されています。
ミネット・ウォルターズ『氷の家』
シャーリーン・ウィア『花嫁は警察署長』
ローレンス・サンダーズ『汝姦淫するなかれ』
グロリア・ホワイト『フォート・ポイントの殺人』
スティーヴン・グリーンリーフ『匿名原稿』
メアリ・ウィリス・ウォーカー『凍りつく骨』
ジョゼフ・ハンセン『終焉の地』
マイクル・クライトン『ジュラシック・パーク』
ロバート・リテル『ロシアの恋人』
アイラ・レヴィン『硝子の塔』
バリー・リード『決断』
アンドリュー・クラヴァン『秘密の友人』
パトリシア・D・コーンウェル『検屍官』
デイヴィッド・ローン『音の手がかり』
ジャネット・ドーソン『追憶のファイル』