「春山行夫の博物誌３」
身を装い、美を追求することは、いつの時代にも、人間の最大の関心事だった。古代から現代に至るまでの化粧と化粧品の変遷、入浴と美容外科の歴史、カツラや理髪など結髪の移り変わりを、さまざまなエピソードをまじえてつづる。四六判で1989年出版。

オーナー評価★★★★★★★★☆☆

第１巻「化粧」

１．化粧とおしゃれ
用語のいろいろ　顔の化粧　眼の魅力　睫のおしゃれ　眉の美しさ　白粉　ルージュと口紅　歯のフォークロア　皮膚の手入れ　パック　肌の色　そばかす　日焼けの流行　乳房とコルセット　開かれた胸　手の表現するもの　マニキュア　ペティキュア

２.化粧品の歴史
香水　ローズ・ウォーター　ハンガリー水　オーデコロン　ラベンダー水　頭髪香水　ローション　香油　クリーム　ポマード　石鹸

３.入浴の歴史
古代　中世　不潔な時代　入浴の復活　浴槽と浴室　現代の風俗

４.美容外科の歴史
古代・中世　整形外科のはじまり　乳房の整形　補遺


第２巻「髪」

１.ヘア・ファッション
髪の色　髪の手入れ　染髪　禿頭　マルセル・ウェイブからパーマネント・ウェイブへ　ビューティー・ショップ　日本の洋髪

２.ヒゲ

３.かつら

４.理髪師
男性のヘアスタイルの歴史　日本の床屋　理髪店の看板