「春山行夫の博物誌２」
人と人との付き合いには、おのずと礼儀作法＝エチケットを必要とする。古代エジプトから十九世紀まで西欧社会のエチケットの歴史を綴るとともに、欧米および日本で出版された＜エチケットの本＞を紹介する。　装幀は「太陽」元編集長の木幡朋介氏が手がけています。四六判で1989年出版。

オーナー評価★★★★★★★☆☆☆

【目次】

エチケットの文化史
古代エジプト　聖書の人々　ギリシア時代　ローマ時代　中世　十五・十六世紀　十七世紀～十九世紀（フランス・イギリス）

エチケットの本
作法書のあゆみ　全欧州で読まれた礼儀の本　イタリアの先駆書　カスティリオーネの「延臣の書」　デラ・カーサの「ガラテーオ」　シェイクスピアの諷刺　イギリスの紳士　チェスターフィールド伯の「我が子への手紙」　エチケットの起源はヴェルサイユ宮の立て札　エチケットの語源　ドイツのクニッゲ

十九世紀から現代までのエチケットの本
イギリスが出版の中心　若きレディの友　男子専科　主婦向けのエチケット本　フランス　カトリーヌ・ド・メディシスの持ちこんだフォーク　パリの国会図書館の集書目録　スタッフ男爵夫人の作法書　ルイーズ・ダルク夫人の新式泰西礼法　今世紀の作法書　ドイツ　アメリカ　子どものテーブルマナー　エチケット本の需要はじまる　アメリカ本のイギリス版　イギリス本のアメリカ版　初期のアメリカ版の二書　本格的なアメリカ版のエチケット本　訪問名刺のエチケット　リリアン・アイヒラー　エミリー・ポスト　大型のエチケット本　馬鹿でかい本　その他のエチケット本　テーンエイジャーの本　日本の礼儀作法書

紳士道の歴史
作法書研究の最高書　育ちの良い人々　その他の関係書　イギリス人の聖書知識