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著者 | 井上光晴 |
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出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784000003940 |
登録日 | 2001/02/27 |
リクエストNo. | 3260 |
リクエスト内容
大人のための童話として書き始められた短編集です。子供たちが、自分の人生の前に横たわる困難に正面から向き合おうとする瞬間を捉えた短編が20以上ぎっしり詰まっています。
小説の名手といわれた井上光晴の描写の才能が、子供たちを描くその筆致にもっともよく現れている作品です。子供たちが現実の困難を前にして、精一杯生きている様子が生き生きと描かれています。小説中に繰り返し現れる<水>&<河口>のイメージは、その世界をより瑞々しいものにしています。
投票コメント
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小説の名手といわれた井上光晴の描写の才能が、子供たちを描くその筆致にもっともよく現れている作品です。子供たちが現実の困難を前にして、精一杯生きている様子が生き生きと描かれています。小説中に繰り返し現れる<水>&<河口>のイメージは、その世界をより瑞々しいものにしています。井上光晴の表現が本来持っている豊かな叙情性を味わう上でも、ぜひ復刊してほしい作品です。GOOD!1
井上光晴という作家は、全国を飛び回りながら、文学伝習所という活動を体がガンでむしばまれるまで続けていた人です。市井の普通の人が、小説と向き合うことで世界を凝視し、ペンを持つことで世界を立ち上げていく。その現場に立ち続けていた人です。その作家の魅力がとても分かりやすい形で現れている作品だと考えます。 (2001/02/27)
読後レビュー
NEWS
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2001/02/27
『黄色い河口』(井上光晴)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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まこと