元調布市立図書館長の著者が書いた図書館の歴史とその歩むべき道、図書教育についての卓見に満ちた名著。装画は萩原章子。四六判で1979年出版。
オーナー評価★★★★★★★★☆☆

【目次】
I　読書会のすすめ
本・読書・読書会
読書について
読書週間雑感
本とつきあう法
読書グループ活動の現代的意義
対話から新しい芽
グループ読書のこの一年
グループ読書の記録
読書会のすすめ
読書会における司会とは何か
読書会リーダー研修会報告
読書サークルの指導と実践

II　私の図書館づくり
市民図書館の課題
言論の自由と図書館活動
調布の図書館活動の一里塚
国領分館の構想
親子読書運動小論
地域文庫の胎動
何故学級文庫は必要なのか
児童文学の世界
文庫のはなし
朗読の効果
つつじケ丘分館の開館
現代の図書館像を求めて
現代図書館奉仕の原点＝分館網
地域的拠点としての分館
厚い壁に挑む
若葉分館開館にあたって
小学校と図書館
公共図書館における児童奉仕

III　ライブラリアンの仕事
社会の学校としての現代図書館
社会教育の変革期における図書館
図書館の専門性と民衆性
上州安中の文化風土
津山基督教図書館と内村鑑三
中田邦造の図書館観
図書館作り初期の頃
多摩地区図書館の発展をもたらしたもの
市民の余暇増加と図書館利用
われら何を為すべきか
図書館人のイメージ
図書館活動の蓄積と成果
図書館の仕事
「図書館全国計画策定」について
図書館界の新しい動向
出版・言論の自由と図書館
地方史研究と図書館
図書館と蔵書