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著者 | 臼井吉見 |
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出版社 | 中央公論新社 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2006/02/02 |
リクエストNo. | 32493 |
リクエスト内容
戦前、古田晃と共に筑摩書房を立ち上げた臼井吉見が、東京女子大教員時代に教鞭をとった教え子22人と戦後に再会したおりの対談集。1960年に、雑誌「婦人公論」に連載されたものをまとめたもので、登場する20名あまりの女性の生き方を通して、戦後の女性の社会進出の経緯が読みとれる。A5判ハードカバー226頁、1961年出版。当時の定価は330円。
なお、装幀は本文にも登場する栃折久美子さんが手がけています。
登録者の評価★★★★★★★★☆☆
【目次】
まえがき(臼井吉見)
「コリヤン・レパブリック」東京支社長朴義淑さん
ある読書会と猿田日奈子さん
画家、岡本太郎氏「秘書」平野敏子さん
古本屋の女主人 榊原妙子さん
青年座の俳優 高橋真子さん
平凡社の藤原要子さん
岩波書店の城塚栄子さんと内藤佼子さん
筑摩書房の栃折久美子さん
美術出版社の河野葉子さん
「おさなご園」の鈴木小枝子さん
百貨店の新進課長 石原一子さん
中央文化建設社長 名古則子さん
小説家、阿川弘之氏夫人 みよさん
文化財保護委員会の小松丸さん
文部技官 猪川和子さん
プラハに留学中の村井志摩子さん
祖国アメリカへ帰ったアルウヰン・雪子さん
「徒然草」原形本の発見者 小山敦子さん
歴史小説の作家 永井路子さん
興医会専務 田川百合子さん
詩人草野天平さん夫人 梅乃さん
NHKプロデューサー 小林洋子さんほか
投票コメント
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本書の出版当時はまだ女性の社会進出が少なく、就職口も出版社などに限られていた時代であることが読み取れる。現在では表現に問題のある個所も見受けられるが、読み物としても面白く、戦後女性の社会進出がどのようにしてなされていったかを知る一つの貴重な資料といえます。現在図書館でも置いているところは少なく、あっても貸出禁止であることが多いので、ぜひ復刊して欲しい。 (2006/02/02)GOOD!1
読後レビュー
NEWS
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2006/02/02
『15年目のエンマ帖』(臼井吉見)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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箱崎 津郎