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アンディ・フグの生涯

アンディ・フグの生涯

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得票数 2

著者 谷川 貞治
出版社 廣済堂
ジャンル 実用書
ISBNコード 9784331507445
登録日 2005/12/10
リクエストNo. 31879

リクエスト内容

2000年8月24日、格闘家アンディ・フグは、35歳という若さでその生涯を閉じた。病名は急性前骨髄球性白血病。10万人に6人しか発病しないという難病だった。『アンディ・フグの生涯 History of Andy Hug』は、その闘病の一部始終を見届けた著者による、アンディの生涯の記録である。

それは、奇跡的な「ラストファイト」だったという。アンディの周囲は、正道会館館長でK-1プロデューサーの石井和義、ボクシング元WBA世界王者平仲明信トレーナー、正道会館師範代でK-1レフェリーを務める角田信朗らが固めていた。アンディを襲う病魔を格闘の相手に見立てた、いわばセコンド役である。昏睡状態が24時間を超え、やがてアンディの心拍数が下がり始める。「アンディ、まだダメだよ」「ハンズ・アップ! ハンズ・アップ!手を上げろ!試合は終わっちゃいないんだから」。すると、限りなく0に近づいた心拍数は上昇する。「よ~し!できるじゃないか、アンディ!そうだ、その調子だ!」。そうしてアンディは、3度も蘇生する…。

本書は、この「ラストファイト」のシーンを軸に、極真空手と出会ったスイスでの少年時代から、極真世界大会で頭角を現し、30歳でK-1に参戦、K-1グランプリ96で悲願の優勝を果たし、人気、実力共に格闘技界No.1の座に登りつめたアンディの歩みを描いている。それは、「鉄人」「青い目のサムライ」と呼ばれ、必殺技「かかと落とし」で2メートルを超える大男たちを翻弄したファイターの歴史である。しかし、ファンが魅せられたのは、アンディの強さにではなく、見事な「負け様」や弱さにだと著者は書く。アンディは肉体、年齢、ルールの上でハンディを背負っていた。そして負けそうになり、実際、数多く敗れた。一撃でも倒された。だが、何度も挑み、リベンジも果たした。この危く不安定な生き様に、ファンは感情移入できたのだと。今回、アンディは「これまで闘った中でも一番の強敵」に挑み敗れた。だが、本書を読み、誰もアンディを弱い人間だとは言わないだろう。

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投票コメント

全2件

  • かつて青い目の侍と呼ばれたアンディ・フグは、
    最期まで侍魂を貫いて一生を遂げていったのだと強く思いました。
    負けても、負けても、這い上がってくる姿に、
    観ている者は魅了され、そしてたくさんの人に愛された。

    改めて、アンディは私の中で偉大な存在になりました。

    よって、この本がすごく読みたいので復刊を強く希望します (2005/12/10)
    GOOD!1
  • アンディが大好きだったんですが、本が出てたことを知らなくて、知ったときは既に絶版になっていました・・・。カレンダーは持ってるんだけど、文章でイロイロ知りたいので、復刊になると嬉しい! (2010/06/25)
    GOOD!0

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NEWS

  • 2005/12/10
    『アンディ・フグの生涯』(谷川 貞治)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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