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〈卵王子〉カイルロッドの苦難

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得票数　52票

著者	冴木忍
出版社	富士見書房
ジャンル	文芸書
ISBNコード	9784829124475
登録日	2001/02/15
リクエストNo.	3112

リクエスト内容

卵から生まれた王子、カイルロッド。そんな過去を持っているおかげで、婚約者から何度も逃げられている彼。しかし、それほどショックも受けておらず、盆栽さえあれば幸せという少しおかしな王子だった。だが、ある日突然カイルロッド以外の国の人間がみんな石になってしまう。そんな中、魔法使いの少女ミランシャと剣士イルダーナフだけが石にならずに無事であった。そして、カイルロッドとミランシャ、イルダーナフの３人は石になったみんなを元に戻すための旅に出る。
途中で魔法を掛けられたり、刺客が襲ってきたりなど、様々な出来事が起こるが、それでも３人は旅を続ける。そして、その中でだんだんとカイルロッドの出生の秘密が明らかになってゆく・・・。

投票コメント

全52件

人気順新着順

ランボー

冴木忍作品はファンタジーに現実性を求める作家さんです。故に魔法と言う概念も便利なものではなく誓約があってこその力なのだとこの作品を見て知りました。強大な力がありながら人を救えない。そんな歯痒さを感じながら読んだ初めての作品でした。電子書籍での復刊希望です。 (2020/09/04)
GOOD!2
go

今の若い人は知らないかもしれませんが、まさのライトノベルと言ったら、冴木忍さんは有名でした。
特に「〈卵王子〉カイルロッドの苦難」は、今でこそ王道なファンタジーと思われるかもしれませんが、内容は実にシビア、主人公のカイルロッドの苦難の道程が心に突き刺さる名作です。
ぜひ！、是非復刊してほしい作品です。 (2019/08/20)
GOOD!2
ささこん

今では本屋さんで買えない懐しいタイトル。

単純に明るい話ではなく、悲しいストーリー展開だったけれど、単行本を読み進めて最後の家族の挿絵にとても救われました。

真剣に読んだ、思い出深い作品です。
たくさんの人々が、カイルロッド本人も知らない時期から、彼を救おうと長い長い時間と準備をかけて奮闘していたこと。
中学生当時、読みながらたくさん泣いて人生観を学んだ気がします。

作中でキャラクター達が言ったセリフは、たくさん覚えています。
特に、女性傭兵のセリフは印象的でした。
「人間はね、自分に出来ることをするしかないんだよ」って。

この作品が、投げ出したくなったり、苦しくて甘えたい弱い私を、25年以上支えてくれていた事に、自分でも驚きです。

自分の子どもが小学高学年になり、親からプレゼントして一緒に楽しみたい作品だな、と思いました。

ぜひ、復刊をよろしくお願いします。
アニメ化も楽しみに、応援しています。
今ならとても壮大なスケールで、世界観を再現出来ると期待しています。 (2024/04/07)
GOOD!1
らぷちゃ

中学生の頃に読んで魅力的なキャラクターや悲しくも美しいストーリーなどとても面白かったことを覚えています。今の若い方にもぜひ読んでほしいので復刊を希望します！ (2022/10/07)
GOOD!1
か

大好きでした。冴木先生の代表作なので、せめてこちらだけでも電子化を…。いえ、電子書籍どころかアニメ化して欲しいくらいです…。 (2021/11/05)
GOOD!1