NHK日曜美術館［名画への旅］で紹介された、西洋の先史・古代から現代までの美術品１４４点を選び、１点ずつ詳しく鑑賞・解読しながら、同時に関連する美術史上の問題（主な主題、技法、重要な概念、興味深い現象など）や歴史上の問題、作者の美術史的位置づけなどをわかりやすく論じた美術全集。
全24巻、収録総図版6000余点、A4判オールカラー。
オーナー評価★★★★★★★★★★

産業革命とフランス革命の世紀の作品を読む。

【目次】
ヨーロッパ近代の開幕

１.結婚の契約―愛なき結婚の悲劇／ウィリアム・ボガース

２.悲劇のミューズに見立てたシドンズ夫人の肖像―名声を謳う巧みな演出／ジョシュア・レイノルズ

３.空気ポンプの実験―科学の時代の光と影／ジョゼフ・ライト・オブ・ダービー

４.マラーの死―英雄化された革命の殉教者／ジャック・ルイ・ダヴィッド

５.ヤッファのペスト患者を見舞うボナパルト―同時代的歴史画の誕生／アントワーヌ・ジャン・グロ

６.巨人―象徴されたスペインの悲劇／フランシスコ・デ・ゴヤ