尾形光琳の貴重な肉筆絵巻をはじめ、平安、鎌倉から江戸期にかけての春画の肉筆画の名品を収める。構成は杉浦康平氏によっており、岡本太郎、埴谷雄高、小林和作の三氏が監修されています。 本書は出版当時の規制のため、局部が銀で伏せられていましたが、完全な形で復刊して欲しい。
1973年出版。箱入り。
オーナー評価★★★★★☆☆☆☆☆

【目次】
「絵巻＝はなのにしき」尾形光琳

「平安絵巻」作者不詳　平安末期

「倭絵残闕」作者不詳　鎌倉中期

「倭絵・絵巻」作者不詳　鎌倉末期

「土佐絵・残闕」作者不詳　桃山時代

「絵巻＝秘教」作者不詳　慶長期

「土佐絵・絵巻」土佐光信

「絵巻残闕」作者不詳　慶長、寛文期

「狩野派絵巻」作者不詳　慶長期

「岩佐派絵巻」作者不詳　元禄期

「菱川派絵巻」作者不詳　天和期

「絵巻＝若衆草紙」作者・年代不詳

「枕草子絵巻」古山師重

「絵巻＝春秋」鳥居清信

「黒摺木版画」鳥居清信

〔解説／福田和彦〕
秘画の魅力／倭絵秘画について／中世倭絵秘画について／近世初期の秘画／江戸時代初期の秘画／元禄期の秘画について