１個以上の部品より成り、ひとりの人間がそれを手で操作して解くパズルをパズラーの間では「機械的パズル」(mechanical puzzles)と呼んでいるそうです。この本はそんなパズルを紹介、作り方を解説した、すべてのパズル愛好家必携の書です。1988年出版。
オーナー評価★★★★★★★★★☆

以下に、その内容を紹介。

１.組み合わせパズル(Put-Together Puzzles）
バラバラの部品を平面または立体に組むパズル。（ジグソーパズル、箱詰めパズル、裁ち合わせパズルなど）

２.開けるパズル(Take-Apart Puzzles)
隠された仕掛けをはずし開けるパズル。（箱根の秘密箱、パズル錠など）

３.はずして組むパズル(Interlocking Solid Puzzles)
複数の部品が組み合ったものをバラバラにしてまた元にもどすパズル。（組み木、オスカーのマッチ箱など）

４.ほどくパズル(Disentanglement Puzzles)
部品の一部を取り外してまた元にもどすパズル。（知恵の輪など）

５.一連の動きのパズル(Sequential Movement Puzzles)
規則、制限に従って一連の手順により解くパズル。（移動パズル、ソリティアなど）

６.パズルの壺(Puzzle Vessels)
普通でない器。（パズルポット）

７.手先のパズル(Dexiterity Puzzles)
手先の器用さで解くパズル。（玉の入った迷路、けん玉など）

８.消えるパズル(Vanish Puzzles)
ピースを並べかえると一部が消えてしまうパズル。（マジックトランプ、消えた妖精など）

９.不可能物体パズル(Impossible Object Puzzles)
どのようにして作ったかを考えるパズル。（ビンを貫いた矢、パズル継ぎ手など）

10.折りたたみパズル(Folding Puzzles)
折り畳んで絵を完成させるパズル