映画「さらばベルリンの灯」(1966)の原作。
スパイ小説の妙味をスパイ個々人間における駆け引きに求める向きには、米国のマット・ヘルム・シリーズおよび英国のクィラー・シリーズが最高峰にあると思います。趣向上の好みから個人的にはマット・ヘルムに軍配を上げますが、最上のスパイ小説を１冊だけ選べと言われたら『不死鳥を倒せ』を選びかねなかったりします。
ガチガチに硬質な語り口がとても心地よく、『不死鳥を殪せ』と表記されたポケミス版は古本屋でタイトルを目にするたびゾクリとさせられます。
余談ですが、映画化にあたってはノーベル文学賞を受賞したハロルド・ピンターが脚本を書きました。 (2010/03/23)

少々クセのある文章だが、この独特な展開にはまっております。クィラ－シリーズの中では個人的感情が出すぎかなとも思うが、この作品があるからこそ他の作品も成立するような重要な位置を占めていると思います。だからアクションばかりじゃない『あたまスパイ』の復刻をお願いします。20年前に購入した(古本で購入)文庫初版本がくり返して読んでボロボロです。 (2006/03/03)

００７＝ジェイムズ・ボンドほどメジャーではありませんが、スパイ物としてはなかなかの秀作。東西冷戦期の古きよきスパイ小説であります。復刊、よろしくお願いします！！ (2005/06/11)

映画「さらばベルリンの灯」(1966)の原作。
スパイ小説の妙味をスパイ個々人間における駆け引きに求める向きには、米国のマット・ヘルム・シリーズおよび英国のクィラー・シリーズが最高峰にあると思います。趣向上の好みから個人的にはマット・ヘルムに軍配を上げますが、最上のスパイ小説を１冊だけ選べと言われたら『不死鳥を倒せ』を選びかねなかったりします。
ガチガチに硬質な語り口がとても心地よく、『不死鳥を殪せ』と表記されたポケミス版は古本屋でタイトルを目にするたびゾクリとさせられます。
余談ですが、映画化にあたってはノーベル文学賞を受賞したハロルド・ピンターが脚本を書きました。 (2010/03/23)

少々クセのある文章だが、この独特な展開にはまっております。クィラ－シリーズの中では個人的感情が出すぎかなとも思うが、この作品があるからこそ他の作品も成立するような重要な位置を占めていると思います。だからアクションばかりじゃない『あたまスパイ』の復刻をお願いします。20年前に購入した(古本で購入)文庫初版本がくり返して読んでボロボロです。 (2006/03/03)

００７＝ジェイムズ・ボンドほどメジャーではありませんが、スパイ物としてはなかなかの秀作。東西冷戦期の古きよきスパイ小説であります。復刊、よろしくお願いします！！ (2005/06/11)