隠されてきた日本の歴史の暗部を歴史家の奈良本辰也をはじめ六名の執筆者が抉る。
オーナー評価★★★★★★★☆☆☆

【巻立て】

【第１巻　情死の歴史】
自殺王国・日本人の心中観
馴染芸者を道連れに―船堀心中
悲劇の将軍―乃木夫妻殉死
上流夫人の道ならぬ恋の果て―千葉心中
カチューシャ可愛や―須磨子後追い心中
愛は惜しみなく―軽井沢心中
狂い咲きの季節―精進湖心中
谷間の青春―修善寺心中
天国に結ぶ恋―坂田山心中
死神の季節―大量心中
炎の宴―三原山心中
明日なき青春―赤紙心中
紅蓮の塔―谷中心中
プリンセス・ラブ―天城山心中
袋小路―外資心中

【第２巻　暗殺の歴史】
『古事記』と『日本書紀』に見る暗殺の系譜
暗殺に始まって暗殺に終わった飛鳥時代
殺さずに島流しにした奈良・平安時代
武士の時代と暗殺
暗殺が大流行の幕末・維新
坂本龍馬暗殺の謎
相次ぐ不平士族の反乱と民権運動
問答無用の時代

【第３巻　賄賂の歴史】
はじめに（人類は賄賂を絶滅できるか？
第１章　賄賂の原型とそのルーツを見る
第２章　贈答・献上・賄賂のテクニック
第３章　与力の収賄風俗
第４章　賄賂が予告した近代日本

【第４巻　人質の歴史】
鎌倉の人質将軍たち
戦国女性の人質哀史
江戸の人質国家
北京公使館の籠城
満州国皇帝溥儀―人質皇帝の生涯
現代の人質さまざま

【第５巻　売春の歴史】