永田萠さんと５名の絵本作家の方々との対談集。作品もカラーで５葉収録。四六判で1994年出版。
オーナー評価★★★★★★★☆☆☆

【目次】
■杉田豊
絵本作家の定義　絵本を創るきっかけ　カラーインクのパイオニア　小さく描いて大きく刷る秘密　絵本づくりは共同作業　ワンダーブックの表紙　絵本になったにらめっこ　色彩感覚は天性のもの？　いわさきちひろと杉田豊　それぞれの人の中で働く絵本の画面　生まれてくる絵本　絵本だからといって子供に媚びてはいけない　文章と絵の有機的関係　絵本は道楽？　大切な、大切な絵本だから

■杉浦範茂
絵本はシンドイ？　文章を広げる楽しさ　アイデアを考えている時　三色の秘密　ズレる魅力　杉浦範茂の装幀　印刷の校正　印刷されたものが作品　絵本は連続するイラストレーション　絵本のリズム　どうでもいいこと？　「優しい」を絵にするとき　右って、どっち？　生物学者になりたかった理由　あなたの絵を描きなさい

■五味太郎
絵本が背負い込んでしまったもの　わがままのない本はツマラナイ　絵本を創るということ　宮沢賢治は絵本にならない？　絵本の理想　五味太郎が絵本作家にならない理由　五味太郎の分析　キャラクターは作らない　五味太郎の色、永田萠の色　子どもと大人　みんなが変わっているんだよ　絵本との出会い　絵本作家のめざし方　絵本の世界　絵本作家の罪の意識

■黒井健
絵の学校　デザイナーとイラストレーター　黒井健伝説　一日中絵を描いていたい　絵本作家になった流れ　黒井健が色鉛筆を選んだ理由　自分の技法を守る？　心配がなくなっていくことに対する心配　大切なのは手法なんかじゃない　絵本の仕事は好きですか？　作家の文章に絵をつけるということ　私たちはライバル？　妖精と電柱　それでも宮沢賢治を描きたい　私を楽しませてくれる絵

■葉祥明
絵本との再会　このままでいいのか　また、いらっしゃい　最初の絵本　谷内こうたと葉祥明　イラストレーターの仕事　喜んでもらえるように　自分にふさわしい生き方　詩人でいたい　葉祥明の世界　絵本ができるまで　ジェイクになって世の中を見る　絵本のような人生　絵本で表現したいこと　希望のメッセージ