稀代の食通であった映画評論家、荻昌弘氏が週刊文春に1974年から翌年にかけて連載したエッセイ「ウチのかまぼこ」に書下しを増補した食味エッセイの名著。
オーナー評価★★★★★☆☆☆☆☆

＜目次＞
I．つくる
パリの空の下はんぺんも作れる　女王陛下のカレーライス　あつあつスパゲティ　ケチ料理たぁ何ごとだ　ビーフシチューを煮よう　PTAのその留守には　つくだ煮としぐれ煮の差について　ラーメン・スープは豚から来々　断ちきり・ねじきり

II．あじわう
食い自慢　空腹な目覚めのために　ダイコン、玄界灘を渡る　カイはどうしてうまいのカイ　ジンマシンなぞ出るもんか　鮭を見れば思い出す　すし食いねェ　女王にとって「弁当」とは何か　チューを見なおせ、飲みなおせ　ワインブームってホント？　ムダではないぞ、食いしん坊

III．あるく
釣りならずとも要るアイスボックス　北のワイン　新しいたァいいことだ　食わず嫌いの美味　ゲームの規則　肉食のエコロジー　「ミシュラン」がほしい　まわし食い　包んでちょうだい　美味のひそむところ

IV．私のだいどこ白書