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著者 | ウォリック・コリンズ |
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出版社 | 角川書店 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784042649014 9784042649021 9784042649038 9784042649045 |
登録日 | 2004/10/04 |
リクエストNo. | 26199 |
リクエスト内容
「至高の銀杯」とは、大型ヨットのマッチレースで最も有名かつ伝統のある『アメリカスカップ』のトロフィーを指します。このシリーズは、競技としてのヨットを真ッ正面から描いた珍しい作品。手に汗握るスポーツ小説であると同時に、スポーツに政治がからんで来るのもお約束…で、ポリティカル・サスペンスの要素もあります。「チャレンジ(上)(下)」「ニューワールド(上)(下)」と四冊まで角川文庫から出ており、内容はそれぞれ下記の通りです。
第一部「チャレンジ」…アメリカの片田舎で、偏屈な祖父に育てられた少年ジム・ショーは、まず小型ヨットにその才能の片鱗を見せ、全米クラスのコーチに見出される。大人になった彼はやがて、アメリカスカップでロシアの天才イワン・イリッチを向こうに回して戦うことになるが…。
第二部「ニューワールド」…「チャレンジ」の数年後のロシア。イワン・イリッチは次のアメリカスカップに向けて準備を進めるも、軍部の政治的圧力に悩まされる。縁あって、かつて熱戦を繰り広げたショーと再会した彼は…
投票コメント
全7件
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途中で物語(の翻訳)が切れたまま、放置されている小説と言うのは不幸です。しかもその小説が、あの有名なアメリカズカップを扱いながら、国を超えた友情・スポーツの喜びまでもいきいきと描いていれば尚のこと。旧作を知り、その復刊を祈っているファンは勿論のこと、今年は映画「マスターアンドコマンダー」のヒットで、海洋や帆船、ヨットに対する興味を持つ人も多くなったはず。是非ともこの機会に、復刊をお願いしたいです。 (2004/10/08)GOOD!1
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このシリーズを読んでみて初めて知りましたが、ヨットのマッチレースとは、ただ横一線に並んでヨーイドンで直進、ではありません。ヨット競技では「いかに相手艇に良い風を掴ませないか」「いかに相手艇を不利な態勢に追いやるか」という接近戦のテクニックも重要なのです。GOOD!1
時々刻々変わる自然を相手取りながら、人間相手に高度な駆け引き。ダッシュで公道を走りぬけながら、隙あらば相手にむしゃぶりついて引き倒すような、ちょっと他に類のない味わいのヨットレースの興奮を、これでもかとばかりに堪能させてくれるこのシリーズ、私は図書館で読みましたが、絶版はあまりに惜しいです。
なお、実はこのシリーズ、第三部まであるのに邦訳されずに残っています(おかげで第二部の終わり方が尻切れトンボ)。訳し終えたものの出版に至らなかったらしいという噂も聞きます。復刊のついでに、完結編も出してもらえたら最高なのですが… (2004/10/04) -
とにかく続きが読みたい! (2023/06/15)GOOD!0
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貴重なヨット小説、期待の第3巻を読みたい! (2010/08/25)GOOD!0
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何といっても、3巻目が読みたい! (2010/03/03)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2004/10/04
『チャレンジ(上)(下)他 至高の銀杯 全四冊』(ウォリック・コリンズ)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
翠雲