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著者 | 吉田秀和 |
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出版社 | 新潮社 新潮文庫 |
ジャンル | エンタメ |
ISBNコード | 9784101242019 |
登録日 | 2004/08/07 |
リクエストNo. | 25350 |
リクエスト内容
音楽評論家の吉田秀和氏がクラシック音楽のヨーロッパ各国の民謡・宗教歌からモーツァルト、ベートーヴェン、20世紀の現代音楽に至るまで歴史を辿りながら、各作曲家・演奏家別に300枚のレコードを紹介・解説している本です。1981年に新潮文庫から出版されました。クラシックや音楽自体に詳しくない若いビギナーから長いクラシック・ファンまで幅広い年齢層にも分かり易い内容の文章になっています。クラシックというと何か「インテリの占有物のような音楽鑑賞の対象での音楽ジャンル」というイメージが世間では広く流布しているようですが、この本を読めばそのような固定観念が吹き飛んでしまうはずです。また音楽評論家としての吉田秀和の才能・能力も十分に発揮されている文章内容になっているのも興味深い点です。
投票コメント
全6件
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この本こそクラシックのすべてを熱く語ったバイブル的存在の本です。私は文章を暗記するほどにこの本を何度も読み返し、この本から音楽の歴史と演奏の良し悪しを見分ける手がかりをもらいました。この本が現在手軽に手に入らないのは痛恨事です。ぜひ復刊していただきたいです。 (2005/02/13)GOOD!1
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似たような主旨の新書が何冊か出版されているが、いまだに本書を超えるものはないと思います。もっとはっきりいうと次元が違う。これは単なる名演奏レコードガイドではなく、通読すれば西洋音楽史が頭に入るうえに、作曲家の個性や優劣も読みとれます。GOOD!1
私は文庫版を20年以上前に購入しましたが、あるきっかけから再読して、批評の的確であることに改めて感服しました。 (2004/11/10) -
私も既に持っている優れた本なので、今の若い人達も含めてもっと数多くの人たちに読んでもらいたいからです。またこのような非常に素晴らしい本がこのまま永久にオクラ入りになって歴史の彼方に埋もれて行ってしまうのは、非常に残念であると同時に悔しいというのも大きな動機の1つです。 (2004/08/07)GOOD!1
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学生時代の思い出の書籍です。昼食代を切り詰めてクラシックのLPを買い集めた青春の日々。還暦を過ぎて、あの頃の音楽への情熱を思い返しています。 (2018/10/24)GOOD!0
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名著だから としか言いようがありませんです(^^;GOOD!0
特にバッハ以前の音楽史をコンパクトに纏めてあるので参考になります。 (2008/01/30)
読後レビュー
NEWS
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2004/08/07
『LP300選』(吉田秀和)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
復刊リクエスト投票であなたの思いを形にしましょう!
ruslan