13 票
著者 | 小松真一 |
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出版社 | 筑摩書房 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2004/06/10 |
リクエストNo. | 24514 |
リクエスト内容
現在、角川新書として出版されている「日本はなぜ敗れるのか」(山本七平)のもととなった本。第二次大戦中、陸軍専任嘱託として徴用された小松氏が、透徹した視点で見抜いた旧日本陸軍の実態と欠点を知れば、それが戦前の過ちでもなんでもなく、現代の日本社会にまで持ち越されている負の遺産であることが理解出来るはずです。
投票コメント
全13件
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山本七平の「日本はなぜ敗れるのか」を読み、この本を知りました。入手できなかった為、図書館で借りて読みました。GOOD!1
山本七平が取り上げた通り、第一級の戦時の資料です。
念仏平和主義が戦後長く続いてきましたが、アメリカ一国主義、中国の政治・経済・軍事の国際舞台での台頭など、日本の置かれた国際環境は大きく変わりつつあります。
アメリカ追従でやっていけるのか、中韓への土下座外交で本当にアジアでの平和なパートナーシップが築けるのか、再検討が必要な時期にあると思います。
「虜人日記」には、例外だった時代の例外の状況を記したものではなく、今も存在する日本人の組織、メンタリティに深く根ざした弱点が明確に分析されています。
「戦争の反省」とは土下座外交ではなく、日本人自身にとっての反省材料としての視点がこれまで欠けてきたようです。
「戦争」を大は国家規模のプロジェクト、小は企業のプロジェクトとして読み替えると、日本人が組織的に行動するときの弱点もそこに読み取れます。
ぜひとも手元に置きたい一冊です。
復刊を切望いたします。 (2004/09/13) -
山本七平の「なぜ日本は敗れるのか」で引用で存在を知った。小松氏がそのときその場所にいたがゆえの生々しい主観性と、科学者としての客観性で、大東亜戦争のリアリティを記している。現代社会のリアリティを見出すのに、小松氏の考え方、ものの見方というものは、非常に参考になる。 (2004/07/27)GOOD!1
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ぜひ読んでみたい。山本七平の本の中で引用があったから (2004/09/25)GOOD!0
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この本は歴史的に重要な本であり広く一般に読まれなければならないと思います。 (2004/08/16)GOOD!0
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私も、山本七平さんの本を読み、実際に読んで見たく思いました。古書のデータベースでも、引っかかってきませんので、需要はかなりあるのだと思います。 (2004/08/10)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2004/11/12
『虜人日記』販売開始しました! -
2004/06/10
『虜人日記』(小松真一)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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街道Walker