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稚魚を求めて

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得票数　10票

著者	内田恵太郎
出版社	岩波新書
ジャンル	専門書
登録日	2004/05/26
リクエストNo.	24332

リクエスト内容

著者の研究の生活史のようなものです。著者の魚に対する情熱をたんたんと、ビュア
な言葉で綴られています。著者はすでに他界されていると思われます。時代は明治初
期から昭和３９年に至るころ、魚の不思議を、少年の頃の心のままで研究し続け、そ
のときどきに感じたものを、魚の生態の研究成果とあわせて綴られています。平成の
現代にあっても、へーーーーと関心させられることしきり。読後はほのぼのとした、
幸福感を感じます。ヒラメの目は生まれたときから左側に両目がついているのか？
うなぎより大きいうなぎの稚魚？といったフィッシュウオッチング好きはもちろん、
そうでない人にも話の種になるエピソードがいっぱいです。

投票コメント

全10件

人気順新着順

チョコチョコ

友人が口コミで情報を入手して、古本屋を探しまわって１冊見つけてきました。借用
して読んだのですが、感心したり、時代を感じたり、筆者の言の葉に酔ってしまいま
した。私も手元に欲しいと感じました。ダイビング友達にこの本の内容を小出しに話
したところ、大層うけました。「再出版したらいいのに」というのはダイビング友達
の言葉です。 (2004/05/26)
GOOD!1
niwa

古本で所有していますが、日本の（現代）博物学の初期の熱気が伝わってくる名著です。ぜひ若い人たちに読んで欲しい。 (2011/07/31)
GOOD!0
鳥屋

魚の知見を広めたく、ぜひとも復刊されることを望む。 (2009/08/10)
GOOD!0
磯田

面白い本と聞いたから (2009/06/09)
GOOD!0
chigyowomotomete

現在の多くの魚類研究者のバイブル的存在で、後世に残したい１冊です。 (2007/02/07)
GOOD!0