4 票
著者 | 藪田貫 |
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出版社 | 校倉書房 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784751721704 |
登録日 | 2004/04/24 |
リクエストNo. | 23745 |
リクエスト内容
近世の民衆運動を、階級闘争の一分野としてではなく、「民衆運動それ自体の固有な分析」として描こうとした。民衆運動は、多数派を形成しないかぎり、どのような運動も展開しえない。本書は、多数派の形成と、その実力の展開を考究した。国訴については、千余の村々が参加した広域的村落結合で、「非領国」といわれる支配関係の錯綜した大坂周辺で、どのようにしてこれが組織されたか、広域性といってしまうだけではすまされない問題の存在を追及した。
投票コメント
全4件
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80年代以降の近世地域社会論には、地域運営論と社会的権力論の2つの流れがあり、本書は前者の立場に立つ代表的なものであるが、版元品切れになって久しく、最近では古書市場でも入手が困難となっている。近年は先にあげた2つの立場の統合の必要性が説かれており、この点からも本書の復刊を熱望するものである。 (2004/04/24)GOOD!1
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復刊されれば購入します。 (2010/05/05)GOOD!0
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近世・近代移行期の社会を具体的に分析しようとした80年代近世史研究の代表作。どういうわけか古書店であまり見かけない。 (2007/12/17)GOOD!0
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近世地域社会論研究の基本書。 (2004/08/17)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2004/04/24
『国訴と百姓一揆の研究』(藪田貫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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田中あらいぐま