6 票
著者 | 日影丈吉 |
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出版社 | 桃源社 |
ジャンル | 文芸書 |
登録日 | 2000/11/08 |
リクエストNo. | 2211 |
リクエスト内容
幻のミステリ作家、日影丈吉の初期を代表する好長編。
あらすじ
クリスマスを控えたある日、国務大臣・三渡淳造の屋敷に、箱に入った真赤な子犬が届けられた。三渡の娘、歌手の真規は元婚約者の五ッ木守男からのプレゼントだと思う。
一方、真規との破談と自分が社長を務める五ッ木化成の内紛に悩む守男は、自分の生命を断つべく、毒薬を振りかけたステーキを前にしていた。最後の瞬間を前にトイレに立った守男が、書斎に戻って来ると、なんと、そのステーキを三渡がパクついているではないか!
三渡は瀕死の状態となる。慌てて部屋を飛び出した守男を、誰かが突き飛ばした。守男は吹き抜けの床に叩きつけられて死ぬ。三渡の秘書は、瀕死の大臣を人に見られぬようこっそりと連れ出した。
守男の墜死の現場には、守男を社長職から放逐しようと企む常務と工場長がいた。そして、警視庁の四道警部が調べると、守男の元にも真赤な子犬が届けられていたことが判った。いったい誰が守男を殺したのか。真赤な子犬を誰が何の目的で送り付けて来たのか。
そして、化成会社の社運を占う染料の合成に成功した染尾博士から、事件の関係者に連絡が入り、一同は軽井沢に集められる。クリスマスの朝、雪の上にまた新たな死体が。染尾博士の死体だった。四道警部は一同の中に犯人がいるとにらむが……。
投票コメント
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読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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真赤な子犬 新装版 | 770円 | アマゾン |
NEWS
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2018/09/26
『真赤な子犬 新装版』(日影丈吉)の注文を開始しました。 -
2005/09/30
『日影丈吉選集 1』販売開始しました! -
2000/11/08
『真赤な子犬』(日影丈吉)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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びぶりお