19 票
著者 | 川上宗薫 |
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出版社 | 新潮社 |
ジャンル | 文芸書 |
ISBNコード | 9784103056072 |
登録日 | 2004/01/07 |
リクエストNo. | 21524 |
リクエスト内容
官能小説で名高い小説家である川上宗薫が1986年に(遺作として?)発表した異色作。自身の強い犬への傾倒ぶりとさまざまな大型犬の飼育体験を綴ったものだが、「強い犬が、主人の自分にはヘイコラして絶対服従、この快感は、喧嘩の強いヤクザと親しくなったり、タニマチが力士を従えて歩く快感に繋がっている」と率直に認め、グレートデンとセントバーナードの交配を試みるなど愛犬家が眉をひそめる行為を行ったことも率直に語られ興味深い。
副題のアメリカン・ピット・ブルは、著者が最強と考える犬種名。
投票コメント
全19件
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現在の日本に闘犬やピットブルに関する書籍は皆無で、せいぜい愛犬本の犬種紹介で悪魔か怪物の様に書かれたもので、飼育経験のない人が偏見と悪意にに満ちた文章を読んでピットブルのイメージがますます悪くなっているのが現状です!この本はそんなピットブルの持つ優しさ、激しさ、悲哀、問題点、飼う者への喜びや悲しみ、その後訪れるむなしさまでもを、見事に描ききったバイブルともいうべき作品です。少しでも多くの人に読んでもらいたいと願いつつ一票投じます。 (2005/12/22)GOOD!1
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私の飼い犬がピットブルです。GOOD!1
アメリカン・ピット・ブルテリアに関する書籍は本当に希少で、また、英語の書籍も少なくそれを読むのはとても困難。
ピットブルに対するさまざまな感想が人それぞれにあります。
好意的、批判的はっきり分かれる犬種です。先人はどのようにピットブルを書いているのか。
ぜひ、読んでみたい一冊です。 (2005/09/29) -
発刊当時、産経新聞の書評を見て読みたいと思っていたのですが、忘却してしまい、廃刊になってからこの本を探すこと十何年。名前を忘れ川上宗勲の「ブルドッグ」で探していたので見つからなかったのですが、このサイトで見つけ十何年探していた人にやっと会えた気持ちです (2005/07/05)GOOD!1
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昨今、ペット犬としても人気のピットブル。この犬が日本に入ってきた当時の姿が余すところなく描かれています。闘犬に感心がある人も、またそうでない人にも、全てのピットブルファンに読んでもらいたい珠玉の1冊。 (2004/11/27)GOOD!1
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その当時のピットブルの本当の事を知りたい! (2013/07/10)GOOD!0
読後レビュー
NEWS
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2004/01/07
『闘犬記 アメリカン・ピット・ブル』(川上宗薫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
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