41 票
著者 | 芳田奎 |
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出版社 | 岩波書店 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784000054423 9784007302343 |
登録日 | 2003/09/14 |
リクエストNo. | 19404 |
リクエスト内容
磁性の研究は、物性論のもっとも重要な課題として活発に進められ、発展を続けている。本書はこの分野の第一人者である著者が、磁性理論の基礎的重要事項を固体電子論の立場から集大成した決定版である。近藤効果、Heitler‐Londonの直接交換相互作用、臨界指数、Kosterlitz‐Thouless理論、Landauの反磁性、Gutzwillerの変分理論などの新しい成果までが明快に解説されており、若い研究者が今後研究を進めていく上でのよりどころとなるであろう。
(「BOOK」データベースより)
I 結晶中の磁性イオン
1. 自由な磁性イオンの電子状態
2. 原子核と電子との相互作用
3. 結晶中の磁性イオン
4. 交換相互作用
II スピン系の磁性
5. 分子場理論
6. 反強磁性体の分子場理論
7. 常磁性帯磁率と臨界現象
8. 強磁性スピン波理論
9. 反強磁性スピン波理論
10.2次元XY模型――Kosterlitz-Thoulessの転移
III 金属の磁性
11.自由電子の磁性
12.電子間のCoulomb相互作用
13.強い電子相関の理論
14.金属強磁性のRPA理論
IV 希薄合金の磁性
15.s-d模型とAndersonハミルトニアン
16.近藤効果
17.s-d系の基底状態
18.Andersonの直交定理
19.低温におけるs-d系のふるまい
投票コメント
全41件
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当書籍の存在は絶版になる前に本屋で大学一年のときに知った。学年が進み、大学の研究室で磁性を扱う事になったとき、思い出して購入しようとしたが絶版となっていた。磁性を研究対象とするものとして是非一度読んでみたい。 (2013/11/10)GOOD!1
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現在手に入る磁性の教科書として、他に変わるものがない。本書は理論的基礎に重点をおいて書かれているが、今日出版されているものは、入門的に偏っているものか、工学的な内容にページが割かれているものだけである。 (2011/07/20)GOOD!1
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現在磁性を研究している学生です。この本(洋書になりますが)はアメリカにおいても大学院の固体物理の授業の参考図書に挙げられるなど、大学院生から研究者まで幅広く使われています。僕はなるべく時代に残る名著を読み込んでいくことが物理やサイエンス感を身に付けていくのに必要不可欠であると考えています。是非、若い間にこういうしっかりした本にアタックしたいです。よろしくお願いします。 (2006/03/03)GOOD!1
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何故絶版になってしまったのか。GOOD!1
手元に一冊欲しいです。
というか、岩波書店のサイト
http://www.iwanami.co.jp/aidoku/index4.html
でも直接リクエストしてみた。 (2006/01/09) -
磁性の研究者を目指している大学院修士1回生のものです。GOOD!1
うちの研究室では、スタッフだけでなく、先輩たちにも愛読者はおおくみられます。同級生にもコピーして持っている方なども結構いるので、将来磁性の研究を目指すならば、一度は読むべき教科書であると思っています。タイトルだけならばネット上に出ていますが、それだけを見ても、魅力的な内容であることは想像できます。
とりあえず、私にとっては、オンラインショップであろうが本屋であろうが、売っていればすぐに購入してしまいたい本です。 (2004/07/07)
読後レビュー
タイトル | 価格 | サイト |
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磁性 | 10,450円 | アマゾン |
NEWS
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2015/07/06
『磁性』販売開始しました! -
2008/05/28
復刊!芳田 奎『磁性』 -
2003/09/14
『磁性』(芳田奎)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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inaromenakin