『テレパシスト』
テレパシストとは言葉を使わずに他人との精神交流のできる者のことである。国際連合ではこうした超能力者が国家間の調停者として活躍していた。ジェラルド・ハウサンは６千マイルも離れた人間に精神を投射することができるばかりか、あらゆる人間の悩みを解消する力を持つ最大のテレパシストだった。超心理学の世界を活写したＳＦ。

『星は人類のもの連盟』
太平を謳歌している地球に異星人を乗せた宇宙船が到来する。文化交流局の補佐官ロアールはその接待係を命ぜられた。しかし、かねてより人類の絶対的優越性を主張していた、星は人類のもの連盟が異星人に加害を加えるべく暗躍を始めた。ＳＦ界の気鋭が人類と異星人との虚々実々の派遣の争奪をスリリングに描く問題作。

２作共にページが少ないので合本で復刊を希望します。版権の都合で無理かもしれませんが。