5 票
著者 | 管 義夫 |
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出版社 | 槇書店 |
ジャンル | 専門書 |
登録日 | 2003/04/30 |
リクエストNo. | 16125 |
リクエスト内容
日本における「熱電分野」のパイオニア的書物。大学などの図書館にまれにあるが,容易に入手するのは困難。執筆者(50音順)は青木昌治,上村欣一,太田時男,菅義夫,田中利雄,宮川浹という6人の日本における熱電分野の先駆的研究者らによって書かれている。ところで熱電分野の「実験系」に関するまとまった専門書は現在ほぼ入手困難である。よって,特に新しく熱電分野に関わる方や,基礎からきちんと勉強したい方は,こういった1冊の本にまとまっているものを欲しているハズである。熱電分野の更なる飛躍の為にも,本書の復刻は極めて重要であると考えている。
目次は,次のようになっている。
半導体理論(概論・電気伝導・散乱の緒機構・熱伝導・熱電効果・Seebeck係数),半導体測定(抵抗率,移動度・熱起電力・熱伝導率),熱電変換と半導体(熱電変換理論・熱電半導体の性能指数・熱電半導体),熱電変換の実際と一般理論(熱電素子・熱電冷却・熱電発電・熱電変換の技術的諸問題・熱電変換特性の一般理論)
となっている。
投票コメント
全5件
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近年,エレクトロニクスの新しい形態として,電子のスピン自由度を利用したスピンエレクトロニクスが注目を集めている.そこでは,熱電効果に対応した,熱とスピンの交差効果が存在する.熱スピン効果を理解するうえで,熱電効果の知識は重要である.本書『熱電半導体』は,1960年代までの熱電効果に関する知見が網羅されており手元に置くのに便利である. (2008/07/09)GOOD!1
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熱電分野に所属している方ならば,きっと抱えている問題である。すなわちそれは,熱電分野について良くまとまっている書籍が少ないということである。情報が古いか新しいかの問題では無い。熱電効果が発見され,少しずつ応用製品などは現れ始めているものの,まだまだ世の中は高性能な熱電材料を求めている。そこで研究を行う訳であるが,大きなブレークスルーはまだ生まれていないように思える。さらなる熱電変換技術の発展の為には本書の復刻は重要な事である。 (2003/04/30)GOOD!1
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最近熱電を始めました。GOOD!0
始めての人にもとてもわかりやすく
解説してあります。
復刊を希望します! (2012/10/26) -
冷却から発電まで材料から理論まで幅広く解説してあり熱電研究のバイブル青焼きのコピーで勉強していたが滅損したから。 (2009/04/24)GOOD!0
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ほう筆者の、お一人の「太田時男」氏は、水から、太陽エネルGOOD!0
ギーを使って、水素を取り出す装置の「ヨコハマ・ゲート」など
で、知られている。 (2003/05/01)
読後レビュー
NEWS
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2003/04/30
『熱電半導体』(管 義夫)の復刊リクエスト受付を開始しました。
復刊実現の投票はあなたの投票から。
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ij