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南の虹

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得票数　218票

著者	フィリス・ピディングトン
出版社	講談社
ジャンル	文芸書
ISBNコード	9784061450806
登録日	2000/08/30
リクエストNo.	1518

リクエスト内容

世界名作劇場「南の虹のルーシー」の原作です。

自分の農場を持つという夢を叶えるため、イギリスから未開の地、南オーストラリアのアデレードへやってきたポップル一家。家は小屋というほどの小さな規模ですが、ケイトやルーシーにとって、珍しい生き物のいるここは毎日が楽しいことばかり。しかし、一家の期待に反して土地はなかなか手に入りませんでした。慣れない仕事に就いて生活を支える日々が続くある日、生活資金を得るためにルーシーのかわいがっていた羊が競売にかけられてしまいます。悲しみのあまり街をさまようルーシーは、プリンストン夫妻の乗る馬車にひかれて記憶を失ってしまいますが、ディンゴの子、リトルとの再会で無事記憶を取り戻すのでした。移住してから４年半…ルーシーを助けたプリンストン夫妻とのつながりが縁となり、一家はついに長年の夢であった土地を手に入れることになりました。

投票コメント

全218件

人気順新着順

まつ

アニメ・南の虹のルーシーの原作という事で読みましたが、オーストラリア開拓の苦労がアニメより事細かく書かれており、子どもたちには良い勉強になると思います。内容的には大まかな筋はあってるもののアニメと違ってケイト・ポップル視点で物語が進むので、アニメとはまた違った形で楽しめる作品です。ルーシー・メイはほぼ脇役で、アニメ版のキーパーソン、ディンゴのリトルは全く出ません。代わりにパーカーさんがやたら出ます。バーニーやペティウェルの息子などオリジナル(こっちが原作ですが)キャラクターも沢山出ます。アーサー・ポップルはかなり怒りっぽく、アニメ版のお父さんがだいぶマシに見えるレベル。鉱山で怪我はしません。ルーシーの羊は原作ではあっさり売られ、ルーシーもあっさり諦めます。アニメ版ほど激動ではありません。またアニメ版でケイトが落ち、ウォンバットを拾った穴があるのですが、この原作では家族の人間が落ちて死ぬという衝撃的な展開があります。 (2022/05/25)
GOOD!5
bran

わたしがまだおさなかった頃にみた、とてもおもいでぶかいアニメの原作本です。
原作もふくめ、これに関連した本は、現在きわめてかぎられたものしか手にはいりません。
他の「世界名作劇場」作品にくらべて地味かもしれませんが、おおいにおしえられる作品です。
どうか復刊をおねがいいたします。 (2005/07/14)
GOOD!2
ｍｏｍｏ0107

南の虹のルーシーの原作だから、読みたくなりました。自分が子供の頃、楽しみだったＴＶアニメを数十年の時を経て、息子が、レンタルビデオで夢中になっている様子を見ると、名作というのは、本当に色あせないのだ、と、感じています。 (2004/08/01)
GOOD!2
beitiancheng

名作劇場、ルーシー迄はリアルタイムで観てました。
小公女や若草物語には及ばずとも、ある程度有名な誰もが認知している作品なのだと勝手に思っていたのですが…所蔵している図書館を探しあてるのすら困難である書物だったとは知らなかった！
ともかく、波瀾万丈のルーシー一家伝説を原作でもう一度味わいたいです。 (2004/05/28)
GOOD!2
useven

「南の虹のルーシー」の原作が邦訳本で出版されていたことを今回初めて知りました。「ふしぎの島のフローネ」の原作「スイスのロビンソン」は岩波文庫から復刊されたものを読み、アニメと随分違っていたことに驚かされました。この作品もアニメと比較するためにも是非読んでみたい。 (2004/03/19)
GOOD!2