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チャルメラ協奏曲

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得票数 2

著者 山本直純
出版社 旺文社
ジャンル 文芸書
ISBNコード 9784010642290
登録日 2002/07/05
リクエストNo. 10984

リクエスト内容

BACHの「G線上のアリア」、ヘンデル「水上の音楽」、ハイドン「びっくり、さよならシンフォニー」、「運命」「悲愴」「ボレロ」、だいたいよくありそうな名曲集の紹介。鈴木鎮一、山本さん御自身の作品も出てきます。もちろん、曲そのものの紹介は平易でツボを押さえた、わかりやすい文章。曲のエピソードもさりげない。が、何より面白いのは、ナオズミ氏自身の曲にまつわる思い出話といいましょうか。学生時代に、先生の前でバッハを演奏したときに、悪戯心がもたげてコープランド、ガーシューイン風の即興演奏をして、あきれさせたこと。ショパンのエチュードには、幼い日に寝入り端に聴いた母のピアノの甘い思い出。斉藤先生を追悼した「葬送」にからむ、恩師への限りない愛と厳しさへの胸を打つ逸話の数々。「禿げ山の一夜」演奏中、派手なパフォーマンスの結果、消えてしまったスコアの謎。楽隊泣かせの名曲「ボレロ」。その中でも一番心温まるのが表題「チャルメラ協奏曲」。オーボエの仕組みはチャルメラと同じだ、という話から飛躍して、金のない学生時代のこと。女の子と夜遊びの果て、「冬のさ中、濃い霧の中を、二人で手をつないで、どこまでも歩いた」「最後の都電が去ったあと・・・今夜はもう帰れない」そんなとき、チャルメラが聴こえてラーメンを食べようと思うけれど、当時30円だったラーメンに所持金10円足りない。(ウーム、時代)がっかりして公衆電話をかけると、20円は30円になって戻ってきて、温かいラーメンを二人で分け合った・・・それが今の奥さんだそう、なのだとか。【詳しくは、http://music-book.hoops.ne.jp/まで】

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投票コメント

全2件

  • 先日、お亡くなりになられた、山本直純さんのご本です。笑点のテーマやドリフに馴染んで育った世代としては、山本さんの死はとても悲しくて、一つの時代の節目を感じさせるものでした。そこで山本さんに関するHPはないかと思って検索してみたところ、すでに絶版になった旺文社文庫に、「ヒゲとめがねの名曲案内」という副題で、1983年にこの本が刊行されていると知り、その本に紹介されている、山本さん御自身の曲にまつわるエピソードがとても面白そうで、それでどうしても読みたくなりました。旺文社文庫自体、もう無いそうだから、復刊は難しいのでしょうが、しかしどこかで原稿を採録し、本にして売り出すことはできないだろうかと思います。その本を読むならば、在りし日の山本さんが、またにこにこと、脳裏に甦り、私たちを元気付けてくださるのではないかと思います。ぜひ、この本の復活を希望したいと思います。 (2002/07/05)
    GOOD!2
  • 直純さんといえば、教科書でもテレビでも多くの作品を残している方ですよね。とてもファンでした。亡き山本直純さんの遺作、ぜひ、読んでみたいと思います。期待していますョ! (2002/11/18)
    GOOD!1

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NEWS

  • 2002/07/05
    『チャルメラ協奏曲』(山本直純)の復刊リクエスト受付を開始しました。

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