復刊投票コメント一覧
あたしをさがして
全8件
15年ほど前,図書館で借りて読みました。最近図書館に行かなくなったこともあり,とても気に入っているので,手許に置いておきたい。古本屋で探していますが,見つからない。前後の脈絡無く話が進んでいき,そこがいい。「優等生」の痛い感じが伝わってきて心地好い。
2003/09/25
15年ほど前,図書館で借りて読みました。最近図書館に行かなくなったこともあり,とても気に入っているので,手許に置いておきたい。古本屋で探していますが,見つからない。前後の脈絡無く話が進んでいき,そこがいい。「優等生」の痛い感じが伝わってきて心地好い。
2003/09/25
岩瀬成子の作品は児童文学の体裁をとってはいるが、その内容の暗さ、屈曲した心理の見事な描写はむしろ成人読者のためにある。その中でも今回挙げた「あたしをさがして」は、その構成の複雑さ、文章の裏側に潜む罪の意識の描写がすばらしい。果てしなく続くパラレルワールドは、真実と虚構、夢と現実をあいまいにし、寄る辺のない恐怖を読者に与えてくれる。
著者の力量を知りたい方は、同じく理論社より刊行されている「もうちょっとだけ子どもでいよう(1992年)」を読んでいただきたい。主人公の姉が不登校になっていく過程が、きわめてリアルに描かれている。
2002/01/11