復刊投票コメント一覧

仕事と日本人

全1件

近代から現代において形成されたわが国の労働観を、過去の統計資料を参照し分析している。特に残業については、改善の意識が使用者側のみならず労働者側でも賃金上昇に比べて持たれなかったという点が興味深かった。諸外国と比べ、長時間労働を志向する傾向が様々な要因で形成されて来たことがわかり、日本の労働観の特異性を知ることができた。なお本書が書かれた2008年以降も長時間労働の問題は留まるところを知らず、多くの方にぜひ読まれるべき著作である。

2018/05/29