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春の波涛

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自由民権運動の雄弁家でありながら、「演劇」というジャンルを手段として用いていくうちに、次第にその表現の自由さ、力の偉大さにのめり込んでゆく川上音二郎。

福沢諭吉との交流、明治憲法の誕生など時代の様相がシナリオ形式でコミカルにまたリアルに描かれ、その時代特有の躍動感がとてもよく伝わってきます。

悪戦苦闘の全米横断の芝居旅の最中、日本初の女優・貞奴が誕生する下りは非常に感動的で、こうして日本の「芝居」文化が生まれてきたのだなあ、と感慨深くなります。

2016/02/24

昔の大河ドラマは、現在ではなかなか見ることが出来ず、そんな中でのシナリオ集は、昔の大河ドラマを知る手がかりとしては有効なものであると思います。「春の波涛」はオリジナルの要素が強く、ぜひとも読んでみたいと思っています。いろいろ問題はあると思いますが、ぜひお願いいたします。

2001/03/16