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デュブーシェ詩集
全4件
「内容紹介」にもあるとおり、デュブーシェは現代フランスを代表する詩人です。先頃亡くなりましたが、その作品が死と共に消滅したという感じはまったくしません。デュブーシェが表現した雄弁な(饒舌なではない)沈黙はサミュエル・ベケットに通じますが、自らすすんで生と死の狭間に異様さを見る勇敢さはベケット以上と感じられました。シュルレアリスムと言われたことがあったような気もしますが、一時期のフランス思潮、実存主義の流れを汲む詩というか、そのイメージ化に最も成功した例、という気がするのです。(実存主義の「思想」はないにしても) それと、わたしの印象ではパウル・クレーの『死と炎』や『美しい女庭師』といった絵のイメージにも近い。他の方の印象はまた違うでしょうけど…。
大判でマイナー感のある造本だったし、広くは読まれないでしょうが、絶版とはもったいないなあ。
2006/02/23
「内容紹介」にもあるとおり、デュブーシェは現代フランスを代表する詩人です。先頃亡くなりましたが、その作品が死と共に消滅したという感じはまったくしません。デュブーシェが表現した雄弁な(饒舌なではない)沈黙はサミュエル・ベケットに通じますが、自らすすんで生と死の狭間に異様さを見る勇敢さはベケット以上と感じられました。シュルレアリスムと言われたことがあったような気もしますが、一時期のフランス思潮、実存主義の流れを汲む詩というか、そのイメージ化に最も成功した例、という気がするのです。(実存主義の「思想」はないにしても) それと、わたしの印象ではパウル・クレーの『死と炎』や『美しい女庭師』といった絵のイメージにも近い。他の方の印象はまた違うでしょうけど…。
大判でマイナー感のある造本だったし、広くは読まれないでしょうが、絶版とはもったいないなあ。
2006/02/23